日本高中生散文大奖赛作品——真诚的国际交流与和平 东京博士 (2009-02-26 09:22 阅读人次:1334) |
[参考翻译]
作者——日本冲绳县高2学生饶平明玲美
(2009年高中生散文大奖赛外务大臣奖得奖)
“我最讨厌日本人,你们是世界上最残酷的民族,你们让我们菲律宾人遭受了多大的苦难。”面对这些突如其来的语言,我惘然失措。终于成行的比利时留学是我努力与周围交朋友开始的,但却被同班的一名菲律宾男同学这么说,懊恼和悲愤撕碎了我的心,那时我什么都说不出来。
“为什么我要被她这么说?我不想否定日本在菲律宾犯下的那些残酷的行为,但那是在我出生好久以前发生的事,跟我有什么关系?!”,我对这个菲律宾人从来没有做过任何对不起他的事,我并不拥有让他批判的任何材料,这种悲愤我想也有日本人是有共鸣的。那天我把这件事的经过用电子邮件告诉了日本学校的老师,但是,我等来的却是完全出乎我期待之外的回信。
其实,这个老师曾经作为日语教师在中国有过2年的工作经历,据说就因为他是日本人,在中国有过饱尝辱骂的难忍的记忆,在这个回信邮件中他说:“我跟你说,孩子们做的事,他们的父母必须负责,这是当然的。但历史问题,你不妨完全倒过来思考一下,上一辈人犯下的错误,下一辈人不得不负起那个责任。”
老师的观点,如果说我完全心服口服那是撒谎了,总觉得道理上说不过去,我被他们低人一等地看待。历史是无法改变的,但是今后的日本形象,毫无疑问是我们建立的。
第二天,我尝试着跟他说话,说真心话,我连见都不想见他,但是我还是想尽量跟他交流一下。因为我想通过我,让他改变一下对日本的印象。于是我开始跟他交往,在渐渐开始熟悉了之后,不知不觉每天跟他一起吃午饭了,还在将来的展望话题上成为了挚友,那之后他再也没有接触菲律宾和日本的历史问题,接受了这样无言的信息,这一年,我能坦然地从正面接触他觉得是一件令人欣慰的事。
回到日本厚,我参加了世界100多个国家的学校参加的国际交流俱乐部活动,在活动中通过电视会议与各国进行文化交流和地震赈灾募捐活动,还给菲律宾贫困地区的居民们赠送二手电脑,与很多国家进行共同学习和支援活动,其中最有印象的就是直接把捐款和电脑送到对方国家,面对面的活动建立起来的相互信赖关系成倍增加。
我通过这样的留学经验和俱乐部活动,感受到了真诚的国际交流带来的人与人的沟通,不要把媒体的语言,希望大家踏实地面对那些国家的人,用自己的眼睛判断,那样的话,我想互相信赖的关系一定会得到扩展,没有争斗的和平才会诞生。
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日语原文参考——
真の国際交流と平和
「おれは日本人が大嫌いだ。お前たちは世界一残酷な民族で、おれたちフィリピン人はひどい目に遭ったんだ」
突然言われたその言葉に、私は呆然(ぼうぜん)としてしまった。待ちに待ったベルギー留学が始まり友達作りに奮闘していた矢先、同じクラスにいたフィリピン人の男の子にそう言われた。悔しさと悲しさで心がぐちゃぐちゃになり、その時私は何も言うことができなかった。だがそれから段々と私の心は「怒り」に満ちあふれてきた。「どうして“私”にこんなことを言うの? 日本が犯してしまったフィリピンでの残虐行為を否定するわけではないけれど、それは私が生まれるずっと前に起こったこと。私には何の関係もないじゃないか!」。私はこれまでフィリピン人に対して何かひどいことをした覚えはないし、私が彼らから非難されなきゃいけない要素は何もない。その「怒り」を誰か同じ日本人と共有すべく、私はその日の経緯を日本の学校の先生にメールで説明した。だが、心待ちにしていたその返事には意外なことが書かれてあった。
実はその先生も日本語教師として中国で2年間働いた経験があり、そこでは「日本人」であるが故に、中国人から罵声(ばせい)を浴び、大変つらい思いをしてきたそうだ。そのメールには続けてこう書いてあった。
「あのね、子供がしたことに対して親が責任を取るというのは当然でしょ。それと全く逆のことを考えればいいのよ。歴史的な問題の場合、上の世代の過ちに対して、下の世代の人たちが責任を取らなくちゃいけないの」。その言葉に百パーセント納得したと言ったらうそになる。少しの理不尽さを感じたものの、私は彼らから「試されている」と感じた。歴史を変えることはできない。だが、これからの日本を築いていくのは、紛れもない「私」なのだ。
私は次の日、彼に話しかけてみた。本当のことを言えば、顔を合わせることすらはばかれる。だができるだけ彼とコミュニケーションを取るようにした。私を通して、「彼の日本のイメージを変えたい!」と思ったからだ。そうして彼と向き合い、お互いのことについて知っていくうちに、彼と私はいつのまにか毎日一緒にお昼を食べ、将来の展望についてまで語り合う“親友”となったのだ。もう彼が以前のように日本とフィリピンの歴史については何も触れなくなった。その“無言のメッセージ”を受け取った私は、1年間彼と真っ正面から向き合って本当によかったと心から思った。
日本に帰国した私は、世界100カ国以上の学校が参加している国際交流の部活に参加した。そこでは、テレビ会議を通してさまざまな国との文化交流や地震の救済支援のための募金活動、フィリピンの貧困地域住民のため、中古パソコンの寄付などたくさんの国々との共同学習、支援活動を行っている。そこで一番印象的だったことは、寄付金やパソコンを直接、相手国に届けたことであった。お互いの顔と顔を合わせることで、その信頼関係が何倍にもなるからだ。
私は、この留学体験や部活動を通して、真の国際交流とは、人と人との直のコミュニケーションなのだと感じた。メディアなどの言葉をうのみにせず、きちんとその国の人と向き合い、自分の目で判断してほしい。そうすることで、互いの信頼関係が広がり、争いのない平和な世の中が生まれるのではないだろうか。(沖縄尚学高2年)
原文出处——http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090226/sty0902260744002-n1.htm
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