オバマ氏当選、米主要メディアが伝える 黑白子 (2008-11-05 13:32 阅读人次:4325) |
【ワシントン=有元隆志】米大統領選は4日(日本時間5日午前)、順調に開票作業が進み、複数の米主要メディアは同日午後11時(日本時間5日午後1時)すぎ、黒人初の大統領を目指す民主党候補のバラク·オバマ上院議員(47)が当選を確実にしたと一斉に報じた。
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これに先立ち、共和党候補のジョン·マケイン上院議員(72)の陣営は米メディアに事実上、敗北を認めた。
CNNテレビの集計によると、4日午後10時半(同5日午後零時半)の段階で、オバマ氏はニューヨーク州(同31)などの東部各州で順当に勝利、選挙人207人を獲得し、当選に必要な270人まで70人を切った。マケイン氏はテキサス州(同34)やケンタッキー州(同8)、テネシー州(同11)などで勝利したものの、選挙人の数は135人と伸び悩んだ。
オバマ氏はその後、大票田のカリフォルニア州(同55人)でも勝利するなど当選を確実とした。
マケイン氏は2004年の大統領選で民主党候補ジョン·ケリー上院議員が勝利した州のなかで、ペンシルベニア州とニューハンプシャー州(同4)は奪回できる可能性があるとして投票日直前まで精力的に選挙運動を続けた。両州ともに落としたことはマケイン氏にとって痛手となった。
オバマ氏は人種や党派を超えた「1つの米国」を訴え、黒人や若者を中心に支持を受けてきた。イラク戦争に当初から反対してきたことを強調し、戦争の早期終結を主張した。金融危機に際しては、共和党のブッシュ政権の経済政策を強く批判し、中間層向けの景気対策を打ち出した。
海軍出身で上院議員としてもベテランのマケイン氏は外交·安全保障問題に詳しい指導者を売り物としてきた。ただ、ブッシュ政権に対する米国民の不満や金融危機のあおりを受け厳しい選挙戦を強いられた。
3日までに期日前投票を済ませた人は2400万人を超えた。投票当日の4日も各地で朝から投票所に長い行列ができるなど、投票率は60%を超えて過去最高になるとみられている。
オバマ氏は第44代大統領として、来年1月20日に首都ワシントンで就任式に臨む。任期は2013年1月までの4年間となる。
一方、大統領選とともに議会選も行われ、CNNテレビによると、上院で民主党は非改選を含めて過半数を超える52議席を確保し、共和党の35議席をリード。共和党はノースカロライナ州で現職のエリザベス·ドール上院議員の敗北が確実となるなど、劣勢で、民主党は引き続き上下両院で過半数に達する見通しだ。
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