岩手·宮城で震度6強…3人死亡、けが多数、行方不明者も 蛇 (2008-06-14 15:45 阅读人次:1337) |
14日午前8時43分ごろ、岩手県内陸部を震源とする強い地震があり、同県奥州市と宮城県栗原市で震度6強、同県大崎市で6弱を記録した。
秋田県湯沢市、仙台市宮城野区などでも5強を記録するなど、東北から関東の広い範囲で強い揺れを観測した。北海道や北陸地方などでも揺れを観測した。読売新聞のまとめによると、この地震で少なくとも3人が死亡、7人が行方不明になり、114人がけがをした。
気象庁によると、震源の深さは約8キロ、マグニチュードは7·2と推定される。同庁は東北地方で強い揺れの恐れがあるとして、発生とほぼ同時に緊急地震速報を流し、大きな余震が予想されるとして、午後1時までに緊急地震速報を2回出した。
同庁は今回の地震を「岩手·宮城内陸地震」と命名、午前10時半から記者会見した横田崇·地震津波監視課長は「今後も活発な活動をする可能性がある。余震でがけ崩れや家屋の倒壊など、被害が拡大する可能性がある」として警戒を呼びかけた。同庁によると、正午現在で震度1以上の余震は95回。最大の余震は午前9時20分に発生。マグニチュード5·6で、震度5弱を観測した。
今回の地震で、福島県いわき市小浜町の海岸で磯釣りをしていた同市勿来町、会社員石井道隆さん(55)が土砂崩れに巻き込まれて死亡、岩手県一関市東山町松川では地震に驚いて道路に飛び出した千葉友三さん(60)がトラックにはねられて、死亡した。
さらに、岩手県奥州市の胆沢(いさわ)ダム工事現場で、落石を受けて心肺停止状態になった作業員、千葉正彦さん(48)が14日午後1時50分、搬送先の病院で死亡が確認された。
宮城県の対策本部などによると、栗原市栗駒沼倉の市営温泉施設で宿泊客1人が意識不明の重体。同市駒の湯温泉で客ら少なくとも4人が行方不明。
同市花山湯浜地区の国道398号線ではがけ崩れが数か所で発生し、工事現場では3人が行方不明となっている。
岩手県奥州市の水沢消防署などによると、市内の胆沢(いさわ)ダム工事現場で落石を受けた男性作業員(48)が心肺停止状態になっている。また、岩手県警によると、石淵ダム付近で20人乗りの観光バスが土砂に出入り口をふさがれて動けなくなり、少なくとも4人が重傷を負った。自力で脱出した運転手によると、道路から50メートル下にずり落ちたという。
宮城県名取市消防本部によると、名取市と仙台市の境の橋の上を走っていたバスが大きく揺れ、乗客ら25人が軽傷。名取市内のショッピングセンターでエスカレーターが急停止して女性がけがをするなど、けが人が出ている。
岩手県警によると、一関市厳美(げんび)町で家屋が倒壊、同市須川地区で大規模な土砂の崩落が確認された。同県金ヶ崎町の複数世帯で水道管が破裂している。
同県奥州市江刺区内の「市立玉里保育所」では玄関ホールのガラス3枚が割れて落下、室内にいた園児6人と保育士1人が頭などにけがをして、病院に搬送されるなど、計12人が病院に搬送された。また、同市内では民家計12軒で、暖房用などの灯油を備蓄するタンクが転倒、消防車が出動しているという。 |
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